福岡のオフィス向け貸事務所（オフィス）やオフィスビル、飲食店や物販店舗向けテナント物件を多数紹介

― 不躾で大変失礼ですが、まずはじめに、どういった業務を？

一言でいえば「買って、売る」という仕事ですね。お客様に買ってもらえるようにする努力、売ってもらえるようにする努力をしています。
店頭での買取は勿論、当社では宅配買取も行っています。こちらは東京で一括対応しており、毎日沢山の端末が届き、査定のご依頼を頂いています。
また、当社にはリユースする為の「リファビッシュセンター」という整備工場があり、年間約50万台ほどがここから出荷されています。
データ消去処理・クリーニングなどを行い商品化する業務と、商品化された商品の管理・出荷を行う業務とに分かれて日々対応しています。

― 50万台！？そんなに取り扱っていらっしゃるんですね。
店頭で買取や販売をされるうえで、気を付けていることはありますか？

やはりデータの取り扱いには非常に気を付けていますね。買い取った商品はすべてデータを消去し、初期化した状態で販売をしています。情報通信端末を取り扱う企業として、必ずデータを消去して販売するようスタッフ一同徹底し、細心の注意を払っています。

また、当社では18歳未満の方の買取はお断りしていますので、必ず身分証の確認を行っています。

― 個人情報流出のニュースが多い中、イオシスさんはしっかりとされているんですね。
他店と比べてイオシスさんの強みって何でしょうか？

これは業務に関してでは無いのですが、他社さんと比べてスタッフが楽しそうに働いているところでしょうか。副社長自らフ○ーザの恰好をしたり、役員がコスプレをしたりと意外と上長がノリノリなんです。笑　また、定期的に社長が店舗に顔を出すこともあり、トップとの距離が近いと感じます。
このような自由な社風を感じて入社するためか、個性豊かなスタッフが非常に多いです。決して業務的な受け答えではなく、個人個人で接客スタイルやお客様へのアプローチが異なるのですが、それがイオシスらしさでもあり強みともいえると思います。

― とてもユニークでフットワークの軽い社長様や副社長様なんですね。笑
さて、東京や大阪では何店舗も出店されていらっしゃいますが、今回福岡にお店を構えられた理由を教えてもらえますか？

これは社長の意向なのであくまで想定なのですが、これまで東京、大阪、そして名古屋と出店してきて、次は九州にも進出と考えた時、やはりキー都市となる福岡という想いがあったようです。
福岡といえば「天神」と「博多」が有名ですが、天神は非常に活気があるイメージで、博多ほど競合他社もひしめき合っている地域ではない、と。様々な街の雰囲気を見たところ、天神のこの場所に決めたのだと聞いています。

― 天神西通りに入ってすぐに目に入る「けっこう安い。」という看板。すごく目立っていますね！

2020年1月末に看板を変更したのですが、ツイッター上だけでも、反響がとても良くて。
有難いことに当社を知って下さる関東や関西の方からすると、イオシスといえばこの看板、という認知を頂いています。
福岡でも同じように、イオシスといえば「けっこう安い。」の看板だよね！と多くの人に言ってもらえるよう頑張らなくては、と思っています。

― 出店されたのが2019年6月と伺っています。印象に残った出来事はありますか？

オープン初日に1～2時間ずっと行列が絶えなかったことですね。
セールのチラシを新聞折り込みで配布したのですが、それを見て予想以上に沢山のお客様がご来店して下さいました。あの時はとても驚きましたが嬉しかったです。

― 行列が出来ていたとは凄い！それほど福岡の人たちがイオシスさんを心待ちにしていたということですね。

そう思って下さるのは有難いことです。
また他県からご来店くださる方もいたとスタッフより聞いています。元々イオシスを知っていて、出張で福岡に来た際にわざわざ当店まで足を運んで下さった方もいたみたいです。

― 出張の際にわざわざ来てくれる、とても嬉しいことですね。
やはりスマホの割賦販売割引が禁止されたことで中古の需要が高まってきているのでしょうか。

Windows7のサポートが終了したこともあり、PC・スマートフォンともに2019年末から中古の需要が高まってきていると感じます。
PCの方がスマートフォンよりも値段が落ちて買うことができるため、良いスペックのPCを買うまでのつなぎとして中古を選ぶ方も増えました。
また、これは地域性のものかもしれませんが、福岡のお客様はapple製品が多く好まれるようです。apple製品はソニーやサムスン等と比べてそこまで値段が下がらないのが現実ですが、それでも割賦販売割引が適用されなくなった今、中古を買い求める人は確実に増えてきました。

― 実は私もapple製品大好き人間です…笑　地域性と言われるとなかなか興味深いです。それでは今後の市場はどうなっていくと思われますか？

現在、スマートフォンは大手3キャリア以外の選択肢が増えてきています。
福岡に限った話ですと、まだキャリアショップが強いイメージがありますが、分割したから安くなる訳ではなくなったので、キャリアを離れた方にこそ需要があると思います。
今は多様性の時代で、スマートフォンを買うにしても様々な選択肢があります。新しく格安SIMを買う、でも端末が高いままだと消費者にとってあまり中古を買うメリットが無いので、そういったところに当社が入っていければと思っています。

― 沢山のお話、有難うございます。普段聞けないお話ばかりで大変勉強になりました。
それでは最後に、イオシスさんの今後の展望・夢について教えてください。

まず第一に「選ばれるお店」にしたいです。福岡は東京・秋葉原や大阪・日本橋といった電器街がない地域なので、東京や大阪に比べると玄人のお客様が少ないように感じます。とりあえずイオシスにまず話を聞きに行こう、商品を見に行こうとなってもらえるような、気軽に立ち寄って頂けるお店にできればと考えています。
そして私たちスタッフが楽しんで仕事をしている姿を見て、お客様にも楽しんでもらいたい。そこから当店のファンになって頂き、信頼関係を築いていけたらと思っています。
今やスマートフォンは生活必需品となりました。気軽に使って気軽に買い替える、という流れができれば一番良いですし、その流れの中で当社が存在感を出せる様に、日々努力し続けていきたいと思います。

取材：三好不動産　広報課